セミナー企画はバックエンド商品から逆算せよ
セミナーは、『フロントエンド商品として集客する役割』と、
『バックエンド商品を販売する役割』があります。
どちらが重要かといえば、『バックエンド商品を販売すること』です。
バックエンド商品を売るためにセミナーを企画する
セミナー企画するためには、セールスファネルを理解しなくてはなりません。
セールスファネルとはフリー→フロント→ミドル→バックエンドという、
商品や人の流れのことです。
※セールスファネルの解説はこちらのクロージング力がないとコンサルビジネスはかなり辛いという記事で解説されています。
セミナー講師はコンサルタントや士業であることが多いですが、
彼らの最大価値はコンサルティングや顧問契約で発揮されます。
フロントセミナーはあくまでもバックエンド商品のお試し体験の延長であって、
そこですべてを悟ってもらうことはとても出来ません。
お客様がいきなり知らないコンサルタントに申し込むことは勇気がいりますので、
まずはお試しとしてフロントセミナーに参加する、
という流れを企画に落とし込みます。
極端に言ってしまえば、
『バックエンド商品を売るためにセミナーを企画する』
と思ってしまってもいいかもしれません。
2〜3時間のフロントセミナーで人生を変えようというのが、そもそも無茶な企画です。
バックエンド商品を購入いただいた後に、
しっかりと最大価値の役務を提供する方が、
ビジネスとして全うなように私は思います。
フロントエンドから考えると失敗する
バックエンド商品を売るためのセミナー企画であれば、
バックエンド商品から逆算してフロントエンドセミナーを企画するべきです。
よくやってしまいがちなのが、
『どんな内容だったら話せるかな?』
から企画してしまうことです。
フロントセミナーから企画してしまうと、
セミナー参加者の満足度がアップするだけで、
バックエンド商品は売れません。
セミナー講師も儲かりませんし、
セミナー参加者の人生も変わりません。
『フロントエンドセミナーの目的はバックエンド商品を売ること。』
それだけです。
この考え方が身につくと、
『どういうセミナーを企画すればバックエンド商品が売れるのか?』
考えて、セミナー企画をできるようになります。
セミナー中の感情の設計を企画する
セミナーでバックエンド商品を販売するためには、
受講生の感情や心理を設計する必要があります。
どこで場が和み、
どこで信頼する気持ちが生まれ、
どこで衝撃を受けて、
何を新しい判断基準とし、
これから何に取り組めばいいのか。
こうした顧客の感情や心理を汲みとったセミナー企画を作ると、
バックエンド商品がちゃんと売れるようになります。
バックエンド商品販売を意識したセミナー企画についてはこちらもご覧ください。バックエンド商品が売れるセミナー企画